トンプソン一家

トンプソン一家は、雪が降り始めてからずっと楽しく過ごしていました。雪だるまやそりなど、雪の中でできるいろいろなことをして、この天気を満喫していました。一年で最も好きな季節でした。雪に覆われた自然の美しさに感動し、冬の不思議に魅了されました。雪が積もった風景はまるで絵のようで、子供たちは興奮しながら雪の中で遊びました。
ハリケーンが近づいていたある日のこと。アメリカの男性が、愛車のトラックの動画を撮影しようと郊外へやって来たところ、草むらから子犬たちがでてきた。
全部で5匹の子犬たちが、男性めがけて駆け寄ってきたのだ。いきなりのことに驚いたが、このまま放っておけばみんなハリケーンに巻き込まれるかもしれない。
そこで男性は車の撮影を取りやめ子犬たちを救出することに専念した。全員をトラックに乗せて自宅へ連れ帰り保護した。
トラック動画撮影のつもりが救いを求める子犬たちに出会う
@ronosf [https://www.tiktok.com/@ronosf] ことロバートさんは、アラバマ州との州境に近いジョージア州タラポーザ在住のTikTokユーザーだ。
普段は車関係の投稿を行っているロバートさんは、2024年9月のこの日も、トラックの撮影のために人里離れた場所に出かけた。
近くには家や建物もない、ぬかるんだ路上。トラックを停めて「さあ、撮るか」と思った時、突然子犬が5匹、道路脇の草むらから飛び出して来たのだ。
最初はびっくりしました。道路沿いに住んでいる家の人の飼い犬なんだろうなと思っていました
でもここは人里離れた場所で近くに家はありません。また、彼らの状態や大きさを考えると、ここに捨てられたことがわかったのです
この時、この地域ではハリケーンが迫っていた。ロバートさんは撮影をあきらめて、子犬たちを救うことを優先した。
5匹の子犬を保護し、トラックに乗せてマイホームへ
子犬たちはとても人懐っこく、ロバートさんを恐れる様子はなかったという。ロバートさんが呼ぶと喜んで近づいてきて、トラックの荷台に納まった。
出会ってからほんの少しの時間しかたっていなかったが、子犬たちは自分たちを助けてくれる人をずっと待っていたようだ。
そしてロバートさんを信じ、身をゆだねることに決めたようだ。そして子犬たちの決断は大正解だった。
ロバートさんは最後に周囲を見回し、他に取り残された子犬がいないことを確認すると、急いで家に向かった。
家に着くと、彼はまず子犬たちをお風呂に入れ、餌を与えた。
さらに身体を温めてあげてケージに入れることに。子犬たちはメス3匹、オス2匹で、食欲も非常に旺盛だった。
最初は別々のケージに入れようとしたが、離れ離れになるのが嫌だったようで、子犬たちが鳴き続けた。
そこでこの狭いケージに5匹まとめて入れたところ、安心したのか、あっという間にすやすやと夢の中へ。
実はロバートさん、これまでに25匹の保護犬の面倒を見たことがあるほどの大の動物好きで、その扱いも心得ていた。
すでにペットがたくさんいるため子犬の引き取り手を探すことに
このまま引き取りたいのはやまやまだが、ロバートさんは既に2匹のジャーマンシェパードと猫を4匹飼っており、毎日の仕事もあるわけで、これ以上動物を飼うことは不可能に近い状況だ。
そこで彼はSNSを通じて、子犬たちの引き取り手を探すことにした。
お隣のテネシー州に住む恋人のジェシーさんも、できる限りのサポートをしてくれることに。
子犬たちの動画が投稿されると、ロバートさんのもとには数百通もの「子犬を引き取りたい」とのDMが殺到した。
その一方で、コメント欄には「引き取り手は慎重に見定めるように」とのアドバイスが多数寄せられていた。
相手のかかりつけの獣医を確認してください。できれば直接その獣医と連絡を取って、相手がきちんと犬を飼える状況か聞けるといいんだけど
高めの譲渡費用を請求してもいいと思う。動物を飼うってことはお金がかかる。病気になる可能性だってある。たった数万円の譲渡料が払えない人が、ペットの生涯に責任を持てるとは思えない
地元の保護団体と協力することはできませんか? 彼らはノウハウを持っているし、信頼できる譲渡先を見つける助けになると思います
かなり遠くに住んでいる人まで、この子犬たちを引き取りたいと言っているけど、それならまず地元のシェルターに行けと言いたい。あなたの地元にも助けを求めている動物がたくさんいるでしょうに
子犬だからって飛びつく人たちもいる。シニア犬を引き取ることも考えてみてほしい
また、もっと子犬たちの動画を投稿してほしい、更新頻度を上げてほしいと言う要望もたくさんあったようだ。
さらに、視聴者たちの中には、せめて1匹でもロバートさんが手元で飼うべきだという人たちもいた。
特に白と茶色の子犬は、ロバートさんに非常に懐いているように見えたため、「絶対に手元に残すべき!」とのコメントも多かった。
だが彼は既に犬を2匹と猫を4匹飼っており、近々引っ越しの予定もある。
ロバートさんとジェシーさんは2人で十分話し合った末に、5匹すべてを譲渡することに決めたのだ。
ジェシーさんは「子犬たちの名前は?」との質問に、次のように答えている。
私たちは敢えて子犬たちに名前をつけませんでした。それぞれが新しい飼い主さんに名前を選んでもらえるように、そして買うことができないとわかっているので、これ以上愛着を抱かないようにするためでした
そして無事、5匹全員の引き取り先が見つかったとの報告が!子犬たちは順次、それぞれの新しいおうちへと旅立つことに。
ロバートさんは譲渡料を支払ってもらう代わりに、毛布と食べ物、オヤツ、オモチャ、そして首輪が入った「子犬スターターパック」を用意して、それぞれの飼い主にプレゼントすることにしたそうだ。
ロバートさんはトラックも大好きだが、実は動物たちも大好きなのだ。そしていつかはジェシーさんと、保護施設を運営したいという夢も持っているんだそうだ。
子犬たちは全員今月中にロバートさんの家を離れ、新しい飼い主のもとへ落ち着く予定だ。
ロバートさんと新たな飼い主たちはグループチャットを作り、子犬たちの近況を報告し合うことにしているという。
アメリカの女性が、まだ小さな子猫を家族に迎え入れた。その猫はラグドールという種のオスで、長毛でモフモフな猫なのだが、その時点ではまだ短毛のまま。
この子は短毛のままなのかしら?と思っていた女性だったがその2年後、驚くべき変貌を遂げる。
まさにキング・オブ・モフモフ。同じ猫とは思えないほどにふっさふさな超長毛種へと変化したのだ。
驚きのビフォア・アフター、ラグドールの場合
ニューヨークで暮らす女性は、生後数週間のラグドール種のオス猫のを家族に迎え入れ、「ジョージ卿(サー・ジョージ)」と名付けた。
ラグドールはふさふさとした毛並みが特徴の大型猫として知られているが、当時のジョージ卿は短毛でやせっぽちで、「本当にこの子はラグドールなの?」と不安を感じたという。
だが毛の長さがどうであろうと関係ない。女性がジョージ卿を家族の一員として、愛情を注ぎ続けた。
その後ジョージ卿はすくすくと元気に成長していった。そして2年以上たった2025年2月、女性はジョージ卿のビフォア・アフター動画をTikTokに投稿した。
まるで別猫!動画の最初には、家に来た当初の小さくて短毛だったジョージ卿が映し出され、その後に極上のフサフサの被毛に覆われた立派なジョージ卿の姿が!まさにこれぞラグドールだ。
現在3歳になったジョージ卿に子供時代の面影はまったくない。まさにメガ盛りのモフモフ度。こんなにも変化するもんなんだね。
飼い主によると、ジョージ卿は現在、動物のドキュメンタリーを観るのが大好きで、バスルームの洗面台で寝ることや、バネのおもちゃで遊ぶのが日課だという。
ラグドールという品種名は英語で「ぬいぐるみ人形」を意味する。その名にふさわしく、性格はとてもおとなしく、人懐っこい。
ジョージ卿の体重は約5.9kgと、ラグドールのオスとしてはやや小柄な部類だが、長く密集した毛のおかげで体が大きく見える。
被毛が豊かなため、毎日のブラッシングが欠かせないそうだが、存在感抜群で甘えん坊のジョージ卿に飼い主は夢中だそうだ。
そんなジョージ卿の日常はTikTokのアカウント@sirgeorgetheragdollで見ることができるよ。
猫や犬などのペットと暮らすことが、人間関係や結婚と同じくらい「人生の満足度」を高めることが、イギリスの研究機関「Social Indicators Research 」に掲載された研究で明らかとなった。
それはお金で換算するとどれくらいの価値なのか?英ケント大学の経済学教授、アデリーナ・グシュヴァントナー氏らの研究によると、ペットがもたらしてくれる幸福感は、年間1300万円(7万ポンド)に相当するという。
ペットを飼うから幸せになるのか?幸せだからペットを飼うのか?
経済学者のアデリーナ・グシュヴァントナー氏らによるこの研究は、英国の2500世帯以上を対象にした長期的なデータを分析したものだ。
注目すべきは、この研究がただ相関関係を調べただけでなく、因果関係についても探っているところだ。
たとえば、単純なデータの分析からペットを飼っている人は幸福度が高いという結果が出たとしても、それだけではペット飼ったことで幸福度が高くなったのかわからない。
ペットを飼うのはもとから幸福な人が多いという可能性だってあり得るからだ。
そこでグシュヴァントナー氏らは、「ペットに関連するが、幸福感とは相関のない第三の変数」を利用することで、因果関係まで含めた分析(操作変数法)をおこなっている。
その結果がペットを飼っている人なら当然知っているように、愛猫や愛犬たちがいると幸福度がグッと上がるというものだったのだ。
その幸福感は、結婚や定期的な友達付き合いと匹敵するほど大きいものであるという。
ペットがもたらす幸福感の価値は年間1300万円に匹敵
この研究で面白いのは、ほかの同じような研究と比較することで、ペットの幸福感を経済的な価値に換算しているところだ。経済学者ならではである。
グシュヴァントナー氏は、「ペットのことを友人や家族同然と口にする人はたくさんいるのだから、比較してもいいでしょう」と語る。
その結果が年間1300万円(7万ポンド)に相当するというものだ。
ペットを飼うのはお金がかかる。毎日のエサ代はバカにならないし、色々な日用品だって要るし、定期的に病院にだって連れて行かねばならない。
それは本当に人間の家族と変わらない出費だが、ペットがくれる対価が年間1000万円を超えるのだとしたら、有り余るお釣りが戻ってくることになる。
この結果を踏まえて、グシュヴァントナー氏は、ペット可の賃貸住宅をもっと増やすべきだろうと提案する。
ペットと一緒に暮らせる住宅が増えれば、国民の幸福度も上がる。それはとても意義ある素晴らしい社会政策ではないだろうか?